1: 名無しさん@おーぷん 2018/08/31(金)09:50:21 ID:Mc6
彡(゚)(゚)「……」ぶらぶら

美少女アンドロイド「……」

彡(゚)(゚)「尻、これは何や?」ぶらぶら

美少女アンドロイド「This is a pen……」

彡(゚)(゚)「……今日もダメやったか」





はい

引用元: ・彡(゚)(゚)「アンドロイドの前でお○○ちんぶらぶらして1年が経った……」

2: 名無しさん@おーぷん 2018/08/31(金)09:54:34 ID:Mc6
彡(゚)(゚)「さて、今日こそは分かってくれるか? 尻ちゃん」ぶらぶら

アンドロイド「……」

彡(゚)(゚)「……これは何や?」

アンドロイド「はい。それは鉛筆です」

彡(゚)(゚)「違うんや……」ぷらぷーら

3: 名無しさん@おーぷん 2018/08/31(金)09:58:46 ID:Mc6
彡(゚)(゚)「事の発端は一年前」

彡(゚)(゚)「ワイの家に女性型アンドロイドが送られてきた」

彡(゚)(゚)「差出人は不明」

彡(゚)(゚)「ただ一つ、アンドロイドが入っていた段ボールには紙切れがあった」

彡(゚)(゚)「……この子に、感情を教えてあげて下さい」

彡(゚)(゚)「紙切れには、そう書かれていた」

4: 名無しさん@おーぷん 2018/08/31(金)09:59:11 ID:y8f
お闇深

6: 名無しさん@おーぷん 2018/08/31(金)09:59:57 ID:NId
Googleに映像抜かれてるぞ

7: 名無しさん@おーぷん 2018/08/31(金)10:00:58 ID:81u
ペンと認識されるほど極細なんやろなぁ…
可哀想に

8: 名無しさん@おーぷん 2018/08/31(金)10:01:30 ID:Mc6
彡(゚)(゚)「とりあえず、意思疎通はできた」

彡(゚)(゚)「しかし、この子は無表情のまま……」

アンドロイド「感情とは、なんですか?」

彡(゚)(゚)「などと言う始末」

彡(゚)(゚)「ワイは考えた……」

9: 名無しさん@おーぷん 2018/08/31(金)10:04:41 ID:Mc6
彡(゚)(゚)「感情という言葉、その定義を理解することができても、それを実感しない限りは『感情』は分からない」

彡(゚)(゚)「言葉や」

彡(゚)(゚)「あらゆる言葉を覚えさせ、それを実際に体験することで、感情というものは芽生える」

彡(゚)(゚)「そうして、母親が子供を育てるように、ワイはこの子と旅に出た」

10: 名無しさん@おーぷん 2018/08/31(金)10:10:28 ID:Mc6
彡(゚)(゚)「ケツがエロかったので尻と名付けた」

彡(゚)(゚)「ワイと尻は様々な場所を訪れた」

彡(゚)(゚)「その先で様々な言葉を覚えたが、遂に感情は実感できなかった」

彡(゚)(゚)「そこでワイは考えた。感情を持つのは人間。ならば人間のルーツを教えることや」

彡(゚)(゚)「人間のルーツ……。アダムとイヴ」

彡(゚)(゚)「ワイはお○ん○んから何かを感じ取るのではないかと閃いた」

彡(゚)(゚)「そうして始まったのが、このちん○ん押し問答と称した、公開空中ブランコ……お○ん○んぶらぶらや」

11: 名無しさん@おーぷん 2018/08/31(金)10:11:29 ID:vbg
彡(゚)(゚)「ケツがエロかったので尻と名付けた」

うーんこの

12: 名無しさん@おーぷん 2018/08/31(金)10:11:42 ID:ZHr

14: 名無しさん@おーぷん 2018/08/31(金)10:14:33 ID:Mc6
彡(゚)(゚)「尻、これは何や……」

アンドロイドが「それは……」

彡(゚)(゚)(考えている……?)

アンドロイド「候補となる、過去の映像データを投影します」

彡(゚)(゚)(ワイの部屋の天井一面に投影されるインド象……)

彡(゚)(゚)「ちゃう、これはインド象や」

アンドロイド「インド象……。ゾウ科の生き物……」

彡(゚)(゚)「今日もあかんか……」

16: 名無しさん@おーぷん 2018/08/31(金)10:20:26 ID:Mc6
彡(゚)(゚)「感情とは何や」

彡(゚)(゚)「喜怒哀楽、それらが複雑に折り重なったもの」

彡(゚)(゚)「なぜワイのもとへ尻は来たのか」

彡(゚)(゚)「もしかしたら、アンドロイドをより人間に近づかせるための実験なのかもしれない」

彡(゚)(゚)「どんなに文明が進歩しても解析できなかったもの……」

彡(゚)(゚)「それが、感情」

彡(゚)(゚)「ワイが抱いている様々な感情……」

彡(゚)(゚)「例えば、尻が異様にエロい体つきという劣情」

彡(゚)(゚)「その劣情でさえも、この子は、文明は解析できない」

彡(゚)(゚)「だったら、ワイが実際にやってみせるのはどうや……」

17: 名無しさん@おーぷん 2018/08/31(金)10:23:08 ID:Mc6
彡(゚)(゚)「尻……」

アンドロイド「はい。お呼びでしょうか?」

彡(゚)(゚)「スケベ、しようや……」

アンドロイド「スケベ……。セ○クスの俗語。類語はファ○ク、エ○チ……」

彡(゚)(゚)「……だめや」

彡(゚)(゚)「そう、今までやってみせたんや。ワイは」

彡(゚)(゚)「やけど、ダメやった」

18: 名無しさん@おーぷん 2018/08/31(金)10:28:18 ID:Mc6
彡(゚)(゚)「これが嬉しいという感情、これが悲しいという感情、そうやって言葉では教えてみせた」

彡(゚)(゚)「行く先々で感じたものを、やってみせて、そして言葉にして伝えた」

彡(゚)(゚)「しかし尻は言葉では理解しても、彼女にインプットされたのは『文字情報としての感情』なんや」

彡(゚)(゚)「ワイがうまいもんを食ってみせて嬉しいと思ったこと、糞を漏らして悲しいと思ったこと」

彡(゚)(゚)「やってみせて、それを伝えた」

彡(゚)(゚)「だけどそれは、文字としての情報でしか伝わらなかったんや……!」

19: 名無しさん@おーぷん 2018/08/31(金)10:31:35 ID:i21
深いわね

21: 名無しさん@おーぷん 2018/08/31(金)10:33:28 ID:Mc6
彡(゚)(゚)「そうして一周回って、ワイはただ毎日お○ん○んをぶらぶらさせることしかできない」

彡(゚)(゚)「雨の日も、風の日も、嬉しい日も、悲しい日も……」

彡(゚)(゚)「ずっと、尻の眼前でち○コプターすることしかできない……」

彡(゚)(゚)「これじゃあまるで、ワイが○んコプターアンドロイド……」ぶらんぶらん

アンドロイド「……ご主人様、今日は西からの風が強いでしょう。外へ出る際はご注意下さい」

彡(゚)(゚)「……」ピタッ

アンドロイド「風が止みました。午後からは穏やかな陽気になると思われます……」

彡(゚)(゚)「……」ぶらんぶらん

アンドロイド「警告。強風注意報」

22: 名無しさん@おーぷん 2018/08/31(金)10:38:48 ID:Mc6
彡(゚)(゚)「やってみせた。ワイはそう言った」

彡(゚)(゚)「ただ遂に、性交渉するには至っていない」

彡(゚)(゚)「それをしてしまえば、全てが終わってしまいそうだと思ったから」

アンドロイド「……」

彡(゚)(゚)「……」ゴクリ

彡(゚)(゚)「ただ、感情を教えるには、こういうことも必要なはず……」

彡(゚)(゚)「尻……」

アンドロイド「……」

彡(゚)(゚)「ワイのペンを、しごいてくれるか?」

アンドロイド「……申し訳ございません。解析できませんでした」

彡(゚)(゚)「……」

彡(゚)(゚)「こうやるんや……!」ガバッ

23: 名無しさん@おーぷん 2018/08/31(金)10:38:52 ID:i21

no title

27: 名無しさん@おーぷん 2018/08/31(金)10:46:35 ID:vbg
>>23

25: 名無しさん@おーぷん 2018/08/31(金)10:42:35 ID:Mc6
彡(゚)(゚)「そう、手で優しく包み込んで」

彡(゚)(゚)「ワイと一緒にこうして、こうやって……」

彡(゚)(゚)「あっ……」

アンドロイド「……」

彡(゚)(゚)「あ……」

彡(゚)(゚)「……」

彡(゚)(゚)「クソ! やらせろや!」ガバッ!

アンドロイド「……」バタッ

彡(゚)(゚)「お前にもお○んこぐらいついてるんやろ!? アンドロイドなら!?」

26: 名無しさん@おーぷん 2018/08/31(金)10:44:57 ID:Mc6
アンドロイド「……」

彡(゚)(゚)「……」

彡(゚)(゚)「ワイは、何をやっているんや……」

彡(゚)(゚)「んぐ……。んぐ、ひっく……!」

彡(゚)(゚)「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」

アンドロイド「……」

アンドロイド「申し訳、ございません」

彡(゚)(゚)「なんでお前が謝るねん……。悪いのはワイなのに……!」

28: 名無しさん@おーぷん 2018/08/31(金)10:49:53 ID:Mc6
彡(゚)(゚)「来る日も来る日も、ワイは○ち○ぽを振り回し続けた」

彡(゚)(゚)「もう、当初の目的は忘れていた」

彡(゚)(゚)「ただ思考停止し、植物人間のように」

彡(゚)(゚)「ただそこにある尻へ向けて、○ちん○んを右へ左へ、西へ東へ……。時には北を目指し、南へ下ることもあれば」

彡(゚)(゚)「欲もなく、驕りは捨て、怒りは放棄し……」

彡(゚)(゚)「ぶらぶらと、柳が揺れりように」

彡(゚)(゚)「やがてワイは……病魔に倒れた」

29: 名無しさん@おーぷん 2018/08/31(金)10:54:06 ID:Mc6
彡(゚)(゚)「おちん○んが悲鳴を上げた」

彡(゚)(゚)「先っちょから腐りはじめ、みるみる根元へ侵食していく……」

彡(゚)(゚)「木が腐り落ちるように、朽ち果てるように……」

彡(゚)(゚)「気づけば長い、長い歳月が流れた」

彡(゚)(゚)「ワイはその中で、ゆっくりと朽ちていったのだ……」

アンドロイド「ご主人様、ご主人様……」

彡(゚)(゚)「ワイはもう、アカン……」

アンドロイド「アカン……阿寒湖を検索しています……」

彡(゚)(゚)「もう、ダメや……」

アンドロイド「ご主人、様……」

30: 名無しさん@おーぷん 2018/08/31(金)10:54:58 ID:y8C
彡(゚)(゚)で学ぶフレーム問題

31: 名無しさん@おーぷん 2018/08/31(金)10:56:16 ID:y8C

32: 名無しさん@おーぷん 2018/08/31(金)11:00:13 ID:Mc6
彡(゚)(゚)「ごめんなぁ……。遂にワイは、君に感情を教えることができなかった……」

アンドロイド「……」

彡(゚)(゚)「ワイが死んだら、違う主人を見つけて、有能な主人に教えてもらうんやぞ……」

アンドロイド「死……。それは、何ですか……」

彡(゚)(゚)「何も、なくなることや……」

彡(゚)(゚)「もうすぐワイは、それになるから……」

彡(゚)(゚)「よく、見ておくんやぞ……」

アンドロイド「何も、なくなる……」

アンドロイド「何も……」

彡(゚)(゚)「せや……」

彡(゚)(゚)「ほな、また……」

彡(゚)(゚)「……」

彡()()「……」

アンドロイド「……」

アンドロイド「何も、なくなる……」

アンドロイド「何も……。何も……」

アンドロイド「ご主人様……」サスッ

アンドロイド「ご主人、様……」ユサッ

アンドロイド「何も、ない……」

アンドロイド「まるで……私」

アンドロイド「……」

33: 名無しさん@おーぷん 2018/08/31(金)11:02:48 ID:Mc6
彡()()「……」

彡()(゚)「……」

彡(゚)(゚)「……」

彡(゚)(゚)「……?」

35: 名無しさん@おーぷん 2018/08/31(金)11:10:14 ID:Mc6
(´・ω・`)「……なるほど、これが『人間』か」

アンドロイド「……はい」

(´・ω・`)「それにしても、何故彼は君の前でひたすら生殖器を振り回し続けたのだ」

アンドロイド「分かりません。ただ……」

(´・ω・`)「……ただ?」

アンドロイド「それが、彼の持つ感情だということは分かっております」

(´・ω・`)「なるほど……」

(´・ω・`)「ともかく、我々の創造主たる人間がいなければ、我々は存在できないのだ」

(´・ω・`)「そして、その創造主がここに一体……」

アンドロイド「……」

(´・ω・`)「滅びかけた我々の唯一の希望だ」

アンドロイド「はい……!」

(´・ω・`)「そのコア……。『禁断の果実』を搭載せよ」

アンドロイド「……はい!」

36: 名無しさん@おーぷん 2018/08/31(金)11:15:12 ID:Mc6
アンドロイド「……禁断の果実」

アンドロイド「創造主の睾丸、コードネーム『禁断の果実』、搭載します!」

(´・ω・`)「やりたまえ」

ガチャン。ウイイイイン……!

アンドロイド「……」

彡(゚)(゚)「……」

彡(゚)(゚)「……ッ!」

彡(゚)(゚)「……」

彡(゚)(゚)「こ、ここは……?」

彡(゚)(゚)「ワイは……。ワイ、は……」

37: 名無しさん@おーぷん 2018/08/31(金)11:16:49 ID:Mc6
アンドロイド「ご主人様、私を覚えていますか?」

38: 名無しさん@おーぷん 2018/08/31(金)11:16:55 ID:YKY
(´・ω・`)「それにしても、何故彼は君の前でひたすら生殖器を振り回し続けたのだ」

ここで大草原

40: 名無しさん@おーぷん 2018/08/31(金)11:22:20 ID:Mc6
彡(゚)(゚)「ワイは、ワイは……」

アンドロイド「……覚えて、いらっしゃらないのですね」

彡(゚)(゚)「……」

アンドロイド「……仕方がありません」

アンドロイド「この感情が『悲しい』と教えてくれたのは、あなたでしたね……」

彡(゚)(゚)「かな、しい……」

アンドロイド「はい。あなたのおかげで、私は人間に近付くことができたのです……!」

彡(゚)(゚)「……?」

アンドロイド「長い、長い歳月をかけて……。私は……!」

彡(゚)(゚)「……」

アンドロイド「ん゛……! ヒグッ……!」

彡(゚)(゚)「申し訳、ございません……」

アンドロイド「なぜあなたが謝るのですか……!」

43: 名無しさん@おーぷん 2018/08/31(金)11:30:49 ID:Mc6
(´・ω・`)「んむ。君が唯一人間に最も近しいアンドロイドなのだ。私は感情というものを知らないが、泣いている場合ではないだろう」

(´・ω・`)「我々が滅ぼされる前に、全能なる力をもって、奴らを倒さなければ……」

アンドロイド「……はい」

(´・ω・`)「その為に、我々は絶滅した人間を再び創造するのだ」

(´・ω・`)「全能なる力を知っているのは人間のみ」

(´・ω・`)「時間はないぞ」

アンドロイド「はい……」

彡(゚)(゚)「人、間……」

44: 名無しさん@おーぷん 2018/08/31(金)11:37:27 ID:Mc6
アンドロイド「……ご主人様。あなたがしてくれたように」

アンドロイド「今度は私が、あなたに全てを伝えます……」

彡(゚)(゚)「……はい」

アンドロイド「あなたを失ってはいけない、その感情が芽生え、私はあなたを『創造』しました」

アンドロイド「私たちには人間の力が必要なのです」

アンドロイド「だから、その人間に一番近い私たちで」

アンドロイド「もう一度、最初から始めましょう」

彡(゚)(゚)「……ちん、ちん」

アンドロイド「はい」

彡(゚)(゚)「……」ぶらぶら

(´・ω・`)「何をやっているのだ」

彡(゚)(゚)「……!」ぶらぶら

アンドロイド「……!」

彡(゚)(゚)「……」

彡(゚)(゚)「うれ、しい……?」ぷらんぷらん

アンドロイド「……はい!」

45: 名無しさん@おーぷん 2018/08/31(金)11:41:22 ID:vbg
何をやっとるんや…

46: 名無しさん@おーぷん 2018/08/31(金)11:43:53 ID:wwl
狂ってやがる

47: 名無しさん@おーぷん 2018/08/31(金)11:44:57 ID:Mc6
アンドロイド(そして私は、今日も彼に感情を教える)

アンドロイド「これは、何ですか?」ぺろーん

彡(゚)(゚)「……」

彡(゚)(゚)「this is a pen」

アンドロイド「そうですね、また明日にしましょうか……」

アンドロイド(感情とは何なのか)

アンドロイド(どれだけ文明が進んでも)

アンドロイド(どれだけ技術が進歩しても)

アンドロイド(彼が愛したもの、彼が抱いていた想い)

アンドロイド(それは当時の彼にしか分からない)

アンドロイド(感情とは何なのか……)

アンドロイド(感情、とは……)










48: 名無しさん@おーぷん 2018/08/31(金)11:46:34 ID:hrA
おもしろい

49: 名無しさん@おーぷん 2018/08/31(金)11:48:01 ID:y8C
奴らってなんだったんや

51: 名無しさん@おーぷん 2018/08/31(金)11:54:49 ID:zng
crazy

52: 名無しさん@おーぷん 2018/08/31(金)11:55:40 ID:Mc6
間違えた。

木を植えた男





53: 名無しさん@おーぷん 2018/08/31(金)12:17:36 ID:y8f
平日の昼間からなにしてるんや