P「なんで？(憤怒)」

姫川「ノースリーというバッターカウントからわざわざピッチャーにも有利なフルカウントになるまで待ってるバッターなんて無能だよ無能」

P「いや、もしかしたらフォワボールになるかもしんないし。ピッチャーもフルカウントでプレッシャーかかってるだろ」

姫川「はぁ(クソデカため息)」

P「は？(威圧)」

姫川「だって考えてみてよ。ノースリーで一球見るのは分かるけど、ワンスリーでも次の球はストライクゾーンに入れてくると考えるのが妥当でしょ？　だったら打ちごろの球が来る可能性が高いでしょ」

P「もしストレート狙いでカーブとか来て凡退になったらどうすんだよ」

姫川「はぁ……。だったらフルカウントになってピッチャーが変化球投げない保証はあるんですかって話よ」

P「フルカウントでフォワボールになる恐れがあるような変化球なんて投げてくるかよ」

姫川「草」

P「なんだその顔は」

姫川「あのね。学生野球ならその意見もまだ分かるかもしんないけど、プロでフルカウントから変化球投げられないピッチャーなんていないよ」

P「ほんとぉ？」

姫川「その技術がないピッチャーなんてプロになれないんですよこれが」

P「もし変化球投げてフォワボールになったらどうすんだよ」

姫川「もし最後までストレート狙いで待っててフルカウントで会心の変化球投げられたらどうしますぅ？(ゲス顔)」

P「……チッ」

姫川「なんだその顔は」

P「で、でも！　フルカウントから変化球とかそれこそ甘いとこに失投する可能性あるだろ！」

姫川「バッターもフルカウントでプレッシャーかかってるわけだし空振か凡退する恐れがありますけどぉ^^」

姫川「いずれにせよせっかくバッターに有利なバッターカウントだったのにそのチャンスをみすみす逃してピッチャーにも有利な状況にするなんてダメなバッターなんですよ。腰　抜　け」

P(……ムカつくけどなんも言い返せんわ)

姫川「プロデューサーお気に入りの山田くんもそれでミスしたってことなの、分かる？」

姫川「あ～あ～、今年も我らがキャッツが優勝ですねぇ！　ごめんねごめんね～！」

P「くっ……！」

凛「……それはどうかな？」

姫川「……！？」

凛「ここに昨シーズンのフルカウントからの四死球のデータがあるよ」ｽｯ

姫川「フルカウントからの与四球データッ！？」

凛「そう」

P「なっ……！　フォワボールが多いじゃねぇか！！(大嘘)」

姫川「……ッ！？」

姫川「で、でも！　ランナーが有るかないかでも変わってくるでしょ！」

凛「……その通り(ニヤリ)」

凛「このデータの通り、昨シーズンは両リーグを通じてランナーなしのフルカウントは打者の凡退が多いけれど」

凛「ランナー有り……とりわけスコアリングポジションに走者がいる場合は与四球の方が多いよ」

姫川「なっ……！？」

P「ほらなぁ！(一転攻勢)」

姫川「で、データはあくまでもデータでしょ！　だったら今までのデータ全部持ってきなさいって話ですよ！　それで与四球が多かったら私も敗北を認めるけどさｧ！」

凛「……喝だァ！！」

P「ひえっ！？」

凛「確かにノースリーからフルカウントまでわざわざ見るのは得策とは言えないけど」

凛「それはあくまでも基本の話」

凛「その日のピッチャーの状態、ランナーの有無、それらを鑑みて状況に応じて臨機応変に対応するのも''プロフェッショナルの技術''の一つとはいえないかね」

凛「……それがデータにも表れているということでしょ」

姫川(ムカつくけどなんも言い返せんわ)

凛「つまり、プロデューサーの意見もユッキ氏の意見もどちらも間違いではないということ」

凛「野球談義は面白いけど、煽り合いもほどほどにね」

P「サンキュー張さん」

姫川「フォーエバーハリー」

終わり

感動した

今後の生活に活かせそうだわ